これからの教育を考える

日本と海外のゆとり教育

ゆとり教育とは、詰め込み教育に対して提唱された教育方針で、1980年度に施行された学習指導要領による教育です。
戦後、科学技術の発展を担う人材の育成を目標に行われた教育はゆとりがなく、詰め込みだと批判を受けてきました。
そこで、授業時間の削減や週休二日制の導入、授業内容の削減を行うことでゆとりある学校教育を推進してきました。
しかしゆとり教育は実施当初から批判も多くありました。
その一番の原因が学力低下という問題です。
授業内容を削減することで、子供たちが学校で得られる知識は間違いなく少なくなります。
また、教育格差も問題として挙げられます。
授業時間の削減や週休二日制の導入によって、子供たちは以前よりも自由な時間が増えました。
この自由な時間を学習以外の経験を積むことに充てられる反面、学習塾や通信教材で学力を補う家庭と、そうでない家庭で教育格差が生まれました。
ゆとり教育は日本だけではありません。
デンマークやフィンランドでも行われています。
しかしデンマークやフィンランドでは多くの学校で学費が無料で、低所得の世帯でも安心して教育を受けることができます。
また、生徒個別の能力差に沿った教育が行われているという特徴もあります。